中学2年生でがんと診断された私は、抗がん剤治療の副作用で体力が著しく低下しました。その当時、同級生たちはスポーツや活動で活躍しているのを横目に、単純な階段の上り下りさえも息切れする日々。 リハビリをすれば、元通りになるよと言われたけど、やっぱり焦りました。

長期間の入院治療は、必然的に学校を休まないといけませんでした。友達との日常、授業での新しい発見、部活動の喜びを離れ、病室が私の新しい日常となりました。 最初は、学業の遅れを取り戻せるかどうか、将来について深刻な不安を感じました。一方で、教科書だけでは学べない人生の教訓を得ました。 と、思わ…続きを読む

私が中学2年生の時、がんという大きな壁に直面しました。抗がん剤治療を受ける中で、最も辛かったのは脱毛でした。自分の変わっていく姿を鏡で見るたびに、心が折れそうになりました。 しかし、思春期にこのような経験をしたことは、自分自身を理解し、他人への共感を深める大切なステップだった思う今日この頃です。…続きを読む

初めての入院で、かなり緊張をしていたのですが、なぜか同じ部屋になる患者さんが20-40代のひとばかり。がん専門の病院じゃなかったので、交通事故後のひとや婦人科系、循環器の方など、がん以外のいろいろな疾患の患者さんと出会うことができました。 疾患の種類はちがっても同世代。病気や後遺症との付き合い方…続きを読む