エピソード

2024.07.11
タイトル

気付いてもらう工夫

エピソード本文

抗がん剤の副作用で、骨髄抑制や吐き気が増してかなりナーバスになっていた頃。まわりの元気な人は、患者が気にすること(感染症の心配や持病の花粉症による咳込みなど)を同じように気にしてくれないことがしんどく感じる時期がありました。

すでに治療でかなり負担をかけていたので、これ以上自分の要望をことばにするのも遠慮してしまい、自分だけが気にしている状況。そんな状況を変えたくて、退院するとよく車に貼ってある「BABY IN CAR」を真似たサインを作って玄関に置いてみました。

“かなり弱っている人”がおりますので
花粉をはらい、うがい手洗い、マスク着用
ご協力いただけると助かります。

置いてみると、サインに気づいて花粉を払ってくれたり、一緒に置いたマスクやコロコロを使ってくれたり。デザインや文言について話しかけてくれたり。気持ちに気づいてもらえるきっかけになり、ストレスが和らぎました。 周囲との関係での困りごとに、ちょっぴり思いやりとユーモアを添えて伝えてみた一例です。

*AYA世代のがんとくらしサポート(https://plaza.umin.ac.jp/~aya-support/experience/92/)より転載 

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