- タイトル
再就職について
- エピソード本文
がんになって1年間の休職後に退職し、再び就職するまで更に1年かかりました。休職中は傷病手当を受給し、初診(健康診断)から1年半経った時点から障害年金を受給しています。私自身がソーシャルワーカーとして多少知識を持っていたため、使える制度をフル活用できたのは良かったです。しかしながら働いて収入を得ていない期間は不安も大きく、「いつになったら復職できるのか、大阪に帰れるのか」ということばかり考えており、主治医にも「焦りすぎ」と言われていました。
移植後、入退院を繰り返していた時期は、極力家事をして体を動かすようにしていた他、再就職に備えて資格の勉強をしました。入院することがなくなった頃にようやく雇用保険を受給しながら就職活動を始めました。骨髄異形成症候群は、血液がんでもありますが難病でもあるため、ハローワークの難病患者就職サポーターの方にお世話になりました。応募の電話の時点で病気があることを伝え、配慮をお願いしたいことも面接で伝えました。現在は職場の方皆さんに自分の病気について伝えており、現在も自家用車での通勤の許可や、長時間の外勤・肉体労働の業務の免除等のご配慮を頂きながら、無理なく働かせて頂いています。発症前のフルタイムで働いていた頃の体力には戻っておらず、連続しての勤務は3日が限界ですが、入職直後に比べると徐々に体力がついてきました。
周りの方に助けて頂いてばかりであることに申し訳なさも感じますが、感謝の気持ちを忘れず、自分にできる範囲のことは精一杯やるように心がけています。
*AYA世代のがんとくらしサポート(https://plaza.umin.ac.jp/~aya-support/experience/77/)より転載*
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