- タイトル
~PTA役員~言えなかった罹患歴
- エピソード本文
治療を終えて数年が経過した頃、子どもの学校のPTA役員選出時に、もっと強く主張すればよかったと思う出来事がありました。
自分自身のことで悪く言われるのは仕方ないとしても、わたしのせいで子どもに影響が出てしまうのは本当につらいものです。娘が小学6年生のとき、スポーツクラブと学校の役員が同時にまわってきました。
スポーツクラブはボランティアで運営されているため、「役員をしないならチームを去れ!」というスタンス。小学校も、役員未経験者から選出ということで、どちらも選択権がほぼありませんでした。
小学校は「がん」を理由に免除申請することもできたのですが、がん罹患から年数が経っていて、周りの人から見ると健康そうに見えるため、「がん」とは別の理由のみ記入し、申請しました。
結果、免除は却下。役員に選出されてしまいました。
後日、他学年のメンバーとの顔合わせで事情を話し、「役員の仕事はできるが、委員長の大役は難しいこと」をお伝えしましたが、一人の方がどうしても納得してくれませんでした。「すでにキャパオーバーであること」、「命には代えられない」など何度も説明したのですが、「絶対にダメ」の一点張りでした。
結局、PTA会長の判断で委員長については免除してもらいましたが、最初から遠慮せずにきちんと公表しておけば良かったと反省しました。
*AYA世代のがんと暮らしサポート(https://plaza.umin.ac.jp/~aya-support/experience/46/)より転載*
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