- タイトル
果報は寝て待て?~つらかった闘病生活と乗り越えるコツ~
- エピソード本文
私の闘病生活は5か月続き、①精巣摘除、②精子の冷凍保存、③化学療法、④リンパ節郭清、を経験しました。
①精巣摘除の手術は楽に終わり、翌日産婦人科で②精子の冷凍保存を行いました。産婦人科の待合室は幸せそうな妊婦さんが多く、今からがんと闘う自分はかなり孤独を感じました。当時大学生の自分は、母親の付き添いは恥ずかしく、当時の彼女(今の妻)に付き添ってもらえて心強かったです。
③化学療法はかなりつらかったです。5日間抗がん剤の点滴を行い、2週間休むというのを1クールとして、これを4クール繰り返しました。点滴は朝から夜まで一日中続き、且つ5日も続くので、4-5日目は本当につらかったです。しかも腫瘍マーカーが正常化するまで続くので、まさに終わりのないトンネルのように感じました。長丁場なので如何に楽に乗り切るかが重要で、私は「眠気」を味方につけて乗り切りました。点滴前日、徹夜して漫画やゲームで時間をつぶして意図的に昼夜逆転させ、朝になって点滴が始まると同時に寝るようにしていました。
化学療法もつらかったですが、私は④リンパ節郭清の後の痛みの方がつらかったです。開腹手術後なのでドレーンが3本刺さっており、痛み止めを飲んでも痛かったです。肉体的にはつらかったですが、確実に日にち薬ということで精神的には楽でした。躊躇せずに痛み止めを飲みまくり、周囲に八つ当たりして乗り切りました。あまり自分を責めず「今はごめん!」と周りに甘えるのが秘訣です。笑
*AYA世代のがんとくらしサポート(https://plaza.umin.ac.jp/~aya-support/experience/156/)より転載*
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