- タイトル
私の妊孕性温存について
- エピソード本文
がんと診断された時、まさに青天の霹靂でした。
2人に1人はがんになるとは言われているものの、何で私が?何で今?
いつかは結婚して、家庭をもって、妊娠して。
私の中での当たり前にある家族を持つということが、一気に扉を閉ざされたように
感じました。
あー、もう結婚も妊娠もできなくなるんだ。
ずっと子供と関わる仕事をしていただけに、自分の家族がもてなくなるという
ショックは大きかったです。
もちろん、結婚、出産だけが幸せでないことはわかっています。
それでも、女性性とでもいうのでしょうか。
がん診断時は、妊孕性温存のことが一番気がかりでした。
がん相談支援センターに行き、妊孕性温存の施設まで検査に行きました。
結論から言って、卵子凍結はしませんでした。
金額の問題、治療後に妊娠できたとして出産までの確率など。
様々悩みました。
乳がんに対する手術、抗がん剤治療、放射線治療を終えて。
現在はホルモン療法をしています。地味に副作用が辛いです。
術後数年経過しましたが、幼児を育てる家族をみた時。
親戚の子供をみた時。
地雷ポイントはいくつもあって。
心がチクチク痛むことがあります。痛むことがほとんどです。
いつか、私が60代とかまで生きているとしたら。
妊孕性温存に対する気持ちや、今感じている気持ちも
変わるのでしょう。
もしかしたら、自然妊娠が望めるかも と思ってしまう
AYA世代独特の年代が過ぎてほしいと思ったりしています。
子供と関わる仕事は一旦離れました。
けれど、やはり私は子供が好きです。
いつか、また戻れたらと思います。
そして。
自分の家族を作ること。
恋愛、結婚、妊娠、出産は、来世の楽しみとしておこうと思います。
今世は仕事に邁進して、自分の使命を全うしたいと。
今はそんな風に感じています。
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診断時
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何に関するエピソードですか?その他 / 妊よう性
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